●ギターシンセサイザー(以下ギターシンセ)は1970年代初頭にキーボードのムーグシンセサイザーが出て来たころから、ギターの音だけでなく色々なサウンドを選んで、自由にギターをエンジョイできればと言う発想から開発された製品です。●ギターシンセは過去に数社から同様の製品もありましたが、20数年の積み上げたノウハウと実績を持つローランドのギターシンセがその代名詞であると同時に世界基準となっています。●最新の現行モデルGR-20は歴代のモデルの中では一番使いやすく音源の種類も非常に豊富で、ユーザーフレンドリーさと実力を兼ね備えた最強モデルです。●ギターシンセを使用するにはローランドのGKドライバーをエレキなどに取り付けるか(ナイロン弦は不可)ゴダンなど専用のピックアップとコントロールプリアンプが搭載されたギターが必要です。●ゴダンのギターシンセ対応モデルはローランドが現行のGKケーブルを採用した1990 年代初頭の同時期に開発。ギターシンセと言えばゴダンと言われる理由は、ギターシンセ に対応する突出した素早いトラッキング性能だけでなくフィードバックを抑えるダブルチェンバーボディ、弾き易さを追求した薄型のボディ、リアルなアコースティックサウンドなどのトータルなバランスに非常に優れているからです。
(注)GR-20及び関連製品は
ローランドのホームページ
をご参照ください。
ギターシンセ対応モデルは下記です。
(2006年2月現在)
Multiac
Nylon
Grand
Concert
ACS
Slim
Multiac
Nylon
Fretless
Multiac
Steel
Freeway
SA
xtSA
LGXT
LGX
Multiac
Jazz
ギターシンセの接続は非常に簡単です。GR-20に付属のGKケーブルをギター本体のアウトプットに、反対側はGR-20本体のGKインプットに差し込みます。後はGR-20に内蔵の音源や種々機能をフルに活用できます。アンプへの出力はGR-20本体のアウトプットからMIXのMONOアウトかSTEREOアウトの選択ができます。
<1>
シンセProgram Up:ギターシンセGR-20接続時のプログラムアップ等に使用。GKドライバーのS1スイッチと同じ機能。
<2>
MID- EQ Selector:MID-EQ使用時700又は1200Hzの中域帯域の切り替えができます。
<3>
シンセProgram Down:ギターシンセGR-20接続時のプログラムダウン等に使用。GKドライバーのS2スイッチと同じ機能。
<4>
Volume:アコースティックサウンドの音量をコントロール。
<5>
TREBLE-EQ(6kHz): 6kHz帯域の高域をコントロール。
<6>
MID-EQ(700又は1200Hz):選択された中域のEQをコントロール。
<7>
BASS-EQ(100Hz):100Hz帯域のベースをコントロール。
<8>
シンセVolume:GR-20の音源のボリュームをコントロール。
■ギターシンセの使い方。
一番多い質問がこれです。色々なサウンドがあるのでいくつかのサウンドを選びエレキのエフェクターと同じような感覚で使うと良いでしょう。ライブなどで多用しすぎると演奏内容でなく違った意味での注目が先行してしまいます。ある程度限定して、曲中のポイントの時、それとなくアルペジオのバックでストリング系のサウンドを混ぜる、リード又は主旋律にギターの音と混ぜる、ギターサウンドにフルート系の音をユニゾンとして使うなど、使い方は自由ですが、使う曲や使うポイントを限定するなど、余り多用しすぎない使い方が結果的に効果的であると思われます。最終的にはプレーヤーの音楽性とセンスにかかってきます。
■GRとGKで何が違うの?
「GR」はローランドのギターシンセモデル。「GK」とはギターシンセと共通の13ピンのケーブルで使用できるローランド機器のことです。たとえばMIDIインターフェイスの
GI-20
を使うと外部MIDI音源を使ったりコンピューターを使ってのホームレコーディングが可能です。「GK」製品に関しては
ローランドのホームページ
でご確認ください。
■トラッキングって何?
ギターシンセを使用するとギター信号を音源に変換する時に若干のタイムラグがあります。選択するギターシンセのサウンドによって体感スピードは変わります。これをトラッキングと言います。当然トラッキングが早い方がストレスなくプレイに集中することができます。ピアノなどの初期アタックのハッキリしているサウンドは比較的体感スピードが速く違和感はありません。右手のピッキングと左手のフィンガリングのタイミングがきっちりしていないとサウンドのコントロールに問題となり音飛びのような結果となるので注意が必要です。
■アンプは何を使えばいいの?
これも結構良くある質問です。ギターアンプ1台で完結したい場合はローランドのJC-120(当社でも検品用に使用)など基本的にクリーンなサウンドが出るアンプが良いでしょう。ライブで使用する時はGR-20のギターアウトから使用するアンプに送りシンセサウンドはPA卓に送りあらかじめ音量のバランスを取るなどをしておくと良いでしょう。
■各弦独立ピックアップ?
ギターシンセ対応モデルにはゴダンとの共同開発で完成したRMC社製の各弦用に完全独立した6個のピックアップが搭載されています。音の粒立ち/透明感、又各弦のバランスに優れている為、ドラム、ベース等が入ったバンドの中でも存在感のあるリアルなサウンドを得ることができます。このピックアップシステムは音を感知するピックアップに直接弦が乗っている為、ギターシンセ使用時では現存するシステムの中で最速最強のトラッキングと評価されています。またこのシステムを使用することにより、他の一般的なGKドライバーではできないナイロン弦ギターを使ってのギターシンセアクセスが可能です。